計算思考っていうのが注目されてます。
ざーっくりいうと
「コンピュータサイエンスの基本概念を使って人間の行動を理解するためのスキルセット」
とも定義されてます。単にコードがかけるだけじゃダメだよねというのがミソ。ただこの概念は比較的新しく、まだその定義自体が議論中。前回はその概念を紹介しただけで終わってしまったのですが、今回はその向上のヒントになりそうなものを紹介。
この調査はロンドンで行われたので、6年生に週1(1回1時間)プログラミングの授業を用いて生徒の計算思考を調査しました。子供達に簡単なゲームを作ってもらったそうで、その際に自作の問題解決を書いてもらったそう。そのシートの項目は
・作ったもの(実験では作ったゲーム)
・学んだこと
・疑問、考え
・友達と相談したこと
・自分の問題と、それをどのように解決したか
など。これを各自で書いてもらったようです。
これがうまく言ったようで、これを元にして生徒は演算子や並列処理などがうまく理解できたと報告されました。またエラーが出たところの対処や、エラーは出なくてもうまく動いていないところの改善に務めることができたようです。
このチェックシートは個人的にも使っていこうかと。参考までにどうぞ!
参考
Assessing computational thinking process using a multiple evaluation approach - ScienceDirect