エビデンスで教育を考えた

数学教育に関する論文や本を紹介します。

複雑な問題と簡単な問題では、計画の立て方がちがうみたいよ

 

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 複雑な問題を解決する能力は、教育でも日常生活でも不可欠な能力であるのは言うまでもないところ。しかしながら、難問に取り組みたくても日常の雑務に追われてしまうのが現代社会の苦しい現実。私も日々授業準備やらに追われております笑

 

 

 そこで今回は、

 

計画

 

についてのお話。具体的には

 

計画が立てられる時間はパフォーマンスにどう影響するか?

 

計画時間のバリエーションはパフォーマンスに関連しているか?

 

なんていうのがメインです。

 

 

 

 今回の調査はドイツの学生1346人が対象。被験者はOECDが定めた複雑なタスクを要する問題42問をコンピューター上で解きました。(どんな問題かは論文参照)42問のうち28問が複雑な問題として扱われたようです。

 

時間は全てコンピューター上で記録され、計画や解くのにかかった時間などをタスク完了と比較したんですね。

 

 

で、その結果

 

・簡単なタスクは計画を先延ばしにすればするほどスコアが下がるが、複雑な問題はそうでもない。

 

・簡単なタスクほど、時間を均等に分けると遅れが生じる。むしろ、難しい問題ほど、時間を均等に分けてちょこちょこやるほうが良い。

 

 

という結果に。前半はまあ納得ですが、後半は以外ですねー。

 

 

考え

 というわけで、私の結論としては、

 

・簡単だと思ったら、計画立てずにさっさとやる。

 

・その間に、難しい問題(研究とか)は時間配分とかの計画をしっかり立てる。

 

 

ってところですかね。ご参考までにどうぞ。

 

 

参考

The role of planning in complex problem solving - ScienceDirect