エビデンスで教育を考えた

数学教育に関する論文や本を紹介します。

失敗を避けようとすると、、、

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 どうも、論文を全然読まない男です。まあたまには書きます。論文に基づいた話をば。

 

以前に目標について書いたのをご存知でしょうか。

 

 

mathlikeb.hatenablog.com

mathlikeb.hatenablog.com

 

 

ざっくりと復習すると、目標には3種類あって、

1、個人的達成ゴール
自分の能力を実証するための目標
 
2、回避ゴール
自分の失敗を避けるための目標
 
3、マスタリーゴール
能力を獲得するための目標
 
 

というように分類できるという話でした。今回はちょっとそこに関連した話なんです。

 

 調査自体は1998年から1999年に行われたもので、 中西部3州の65の小学校教室が対象です。

 

自己ハンディキャップや、助けを回避する傾向と教室の目標について調べたんですね。自己ハンディキャップは、やる前から「これ苦手なんだよなー」という行動。この研究の細かいところは、教室にはオブザーバーがついていて授業の様子を録音したり、「子供が先生の発言で笑った」なんかを記録していたんだとか。

 

 

 その上で目標によって回避行動などとの関係を見たところ、

 

 

・回避ゴールはも助けを求めることを回避し、新規性を避ける傾向があった。
 
・個人的達成ゴールの学生の集約された認識は、これらの成果の重要な予測因子として現れていなかった。

 

 

という、まあなんとも当たり前の結果となりました。失敗を回避ばかりしようとすると、わからなくても先生に聞けなくなってしまうというのがなんとも皮肉。

 

 

まとめ

 というわけで、教員が教室でいい目標を設定できるといいね!って話でした。親御さんなんかも、教員の良し悪しの尺度の1つとして教室の目標なんかを聞いてみるといいかもしれませんね。

 

とはいえ、みんなに納得させる目標を設定するのって大変なんですがね。

 

 

参考

http://psycnet.apa.org/record/2002-02073-009