エビデンスで教育を考えた

数学教育に関する論文や本を紹介します。

プログラミング教育は、その後の収入には影響しない。というイギリスの研究。

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こんにちは。

近頃はテクノロジーと教育への関心が高い人です。

 

ちょこちょこ「ネットって教育効果いまいちだなー」と感じています。最後は自分自身の考える力かと。

 

 

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んで今回は、コンピューターとお金のお話。

 

数学、国語、パソコン。一番収入があがるのは?

 

これはイギリスで行われた調査なんですが、18歳から60歳までの雇用労働者2467人を対象に

 

数学、ライティング、パソコン

 

のうち、どのスキルが給料が上がるの?って所を調べたもの。

 

指標としては、数学、ライティング、パソコンを

 

 

・どのくらい使うか(頻度)

・どのレベルで使っているか(複雑度)

 

 

を用いています。確かに一口にパソコンを毎日使う!といっても、ただの印刷からプログラミング開発まで多岐にわたりますわな。

 

プログラミングは収入と関係なかった!

 

その結果何がわかったかというと、

 

 

・ライティングと収入には正の相関があった!(0.447

仕事でライティングを行っている人は、そうでない人に比べて56.4%も収入が高い。

 

ただし、この結果の半分近くが教育、パートだったりもする。

 

 

・数学のスキルを使う人と、そうでない人に17.4%違いが出る。

ただし、この差は本格的に使う人だけ。ここでいう本格的に使う人とは、お釣り計算とかでなく、統計処理などを仕事で使う人のこと。

 

 

・コンピュータユーザーと非ユーザーの賃金格差を57.6%と出たが、コンピュータスキルを含めると、有意な正の効果は見られなかった。

 

つまり、レジとか、コピー機すら使わない人と、その辺くらいは使う人との差は3つのスキルの中で1番大きいんですが、別にプログラミングが出来たって、収入は増えないよーということです。

 

 

まとめ 

というわけで、プログラミング教育では子供の収入は増えないことがわかりました。読み書きそろばんのほうがよっぽどいいかもしれません。

 

もちろん、これはお金の話。子供が興味を示せばやらせてあげてもいいと思います。

 

 ただし、この研究が行われだしたのが1997年。論文は2004年のもの。もうちょっと新しい成果では違いが出るかもしれません。ご参考までに。

 

 

参考

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S092753710300054X