エビデンスで教育を考えた

数学教育に関する論文や本を紹介します。

オンライン授業はそこそこワークする。特に、初学者ほど恩恵がある。という研究。

 

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 最近は大学での講義がitunesUやyoutubeなんかで見られるようになり、便利になったもんだなーと思います。ラマヌジャンみたいな人は全然現れませんが。

 

 自分もけっこう利用はするんですが、

「オンライン授業って実際に効果あるの?」

 

って所を調査してくれた論文がございましたのでご紹介。

 

 マサチューセッツ州に通う高校生202人を対象に行われたもので、

 

事前テストをおこなを行ったのち、オンラインでの授業を行いました。

(ちなみに科目は代数と幾何)

問題はSATレベルがランダムで問われ、わからない場合にはヘルプが使えたそう。学生は、毎日約50分間、個人指導モジュールで作業し、平均56問の問題を修了しました。

2日後、学生の数学教師による通常の教室で、紙と鉛筆後のテストを実施。(30分の試験)

 

 すると結果は

・事前テストより改善はみられた。

 

・代数で改善は見られないものの、幾何では改善した。

 

・男女差はない。

 

・事前テストで成績の低い人ほどその改善率は高かった。

 

とのこと。

幾何に改善が見られたのは、やっぱ図が綺麗なのかもですねー。成績低い人の方が改善するのは、納得ではあります。

 

 

 しかしながら、

「成績低い人って、単に勉強してなかっただけで、1日50分オフラインでも勉強すれば伸びんじゃね?」

みたいなツッコミができます。また、2日のみなんで、もっと長期的な研究も期待したい所。個人的には、オンライン授業は教える側は時空を問わないのがいいんですが、問題はどうやってオンラインに向かわせるかってとこなんですよねー

 

まあ成績が下がることはなさそうなんで、みなさんも積極的に使ってみてください。

 

 

 

参考

http://www.ncolr.org/jiol/issues/pdf/6.1.4.pdf